2012年01月06日

2012年明けましておめでとうございます。

2012年 明けましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。今年もどうぞ変わりなく宜しくお願いします。

今年の私のテーマは「こだわりの仕事って。ナニ?」です。
昨年の放送機材展が終わって とあるお客さんところでの雑談中、私の「こだわりを持った仕事をしたい、こだわりを持った物を造りたい」という言葉に「現場はお金が無い!こだわりを持つと言う所には予算は出ない。」というお客さん。「そんなんじゃ、良い作品も名物カメラマンも若者も育たないでしょ!」と反論する私。「そんな考えのテクニカルファームのような会社はいらなくなる。」と、お客さん。

そんなこんな事がありまして、、、結構落ち込んだわけです。確かに、私も100円ショップで買い物はするし、ユニクロの服は買うし。それで結構満足してたりして。

放送機材だって、以前はSony400AとかHL-55AとかSony750HDカメラ、、、それぞれレンズ付きで1千万円ぐらいな物平気でバンバン買ってました。フイルムだってARRIの535なんか1式4千万ぐらいしてました。アクセサリーも高価で、ヘデンのアイリスリモートは100万ぐらい、マッドボックスだってフィルターを揃えたりしたら100万円ぐらいすぐになったし。まァ高いが良いという意味じゃないですよ。機材に憧れたっていうか。素人の世界じゃなかったよね。

それが今、Sony F3の130万円、パナソニックの105は実売40〜50万円。今年の目玉Canon C300が150万円。150万円というのがラインなのでしょうか?でも安くなっても画が綺麗だから困ったモンで、、、。アクセサリーもマッドボックスやフォロフォーカスは5万〜10万で海外製品で手に入るし。安くなりました。

実際今テレビのCMは殆どフイルムは無いし、よく見るとSony F3やARRI ALEXA、EOS5DやREDカメラとなんとなくカメラの種類もわかります。機材にお金掛かってない=撮影部に予算がかかっていない感じ。劇場用カメラもいかにもスタッフが少なく予算が無いような短い上映期間ですぐ終わってしまうような映画も多くなりました。なんの為に創っているんでしょうか?? でもF3で撮った「モテキ」は面白かったし良かったですよ。(余談ですがNHK「坂の上の雲」の映像は凄いね。映画では「最後の忠臣蔵」の撮影はずば抜けて良かった。)

私は映画や写真やテレビの映像をいっぱい見て(実際観るのが好きだし特にテレビが大好きでテレビが無かったら死んじゃいます。)凄く考えた物を造りたい。その物が少しでも撮影部に またカメラマンの方に気に入ってもらい 良い画を撮る為の刺激になってもらいたい。それが「こだわり」って言うんだったら こだわってみたい。

この一年「こだわり」って事を常に意識して対峙して物を造ったり修理したりしてみます。

一つ愚痴っぽく言ってしまうと、百・千・万の単位で物を造れず どうしても10個~20個の世界じゃ単価が上がってしまいます(勿論一個だけはもっと高いですよ)。職人さんも私の会社もボランティアじゃないですから。値段が高くなっているのは仕方ないですが私の本意ではありません。良い解決方法が有りましたらアドバイス下さい。

話変わって、今年はなんと言ってもCanon EOS MovieでC300カメラやEOS5Dカメラで一年終わるんじゃないかと思うぐらい。C300カメラ用のアクセサリーも作る予定で考えてますがなかなかスキが無く良く出来たカメラと思います。 通常は何か不便なところが有ってそれをカバーする周辺機器造りなのですが、、、なかなかスキが無いです。 img641.jpg コピー 〜 コピー 〜 IMG_2381.JPG PLマウントレンズは東京のコアな一部として、EOSレンズの時のアイリスが不便(めんどくさい)となるでしょう。そこで弊社が造ったEFズームレンズF2.8のマニュアルアイリスリングがついた3本シリーズがジワリジワリと注目を浴びてくると予測します。今でもレンタルで一度使ったら100%のリピート率で必ず気に入ってもらっています。これこそ渾身の「こだわり」の塊ですので、是非使ってみてください。

ということで、今年はPeaceな平和な年になって欲しいな。

そうだ、営業の内田を昨年修理を少しやって技術の知識も身につけるということをしました(少し残ってるけど)。今年の前半はまた修行として撮影現場の手伝いに出そうと予定してます。撮影部がどの様な動きをしているか、機材をどの様に使っているか、カメラマンの方がどの様にカメラやレンズを使っているか、またどの様な要求をしているか、そして他の照明部や録音部や演出部とどの様に撮影が絡んでいるのか、実際の撮影現場で体で見て来て欲しいと思います。内田自身の将来の為必ず良い事と思います。 内田をノーギャラで出しますので是非ともご協力お願いします。

今年は穏やかに頑張ります。良い仕事したいです。
ということで今年53才で女の子と遊びたいと思ってもそんな気力も無くなってきた 十分オッサンな片岡でした。





posted by TF店長 at 03:10 | ひとり言
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