「Canon EF24-70 F2.8 T型TF-Version 」をバージョンアップ!完成しました。
弊社Technical Farmの代名詞と言える商品の一つに、Canon EFレンズ@16-35 F2.8U A24-70 F2.8T B70-200 F2.8U 3本のレンズをシネレンズに改造した物があります。
そのA24-70 F2.8T型を強力にバージョンアップしました。これぞ完成っていう感じです。
ちょっとカッコ良くなってますでしょう!レンズ前にバレルをつけました。
どういうことかって? こういう事です。
ジャン!
下側が、何もしていないノーマルのレンズです。ズームをワイド側にするとフォーカスユニットがせり出して来ます(写真下のように)。使っている方はよく分かる話ですがズームする事でレンズ全長の長さが変わります。これはレンズ単体で通常スティールを撮る時はあまり気にしないですが、ムービーの動画撮影の時はこれが、超厄介!
そこで、24-70のT型の特性(ワイドの時せり出す、ワイド側にズームすると前に出てくるのでケラレが無い。)を生かして前バレルを付けました。実は、全長が変わらないという使い勝手の良さと、もう一つ大切な事をが有ります。
ズームしてせり出すことにより若干、前レンズの重さによりお辞儀してしまい光学性能が落ちるという事を、この前バレルを付けることにで光学性能をカバーする大切な事が出来ます。スティールレンズの特にこの24-70はガコガコですから。
ちょっと、撮影部のマニアックな話でです。ここまで読んで頂いてますでしょうか?
もしかして別のエロサイトにいってませんでしょうか?だめですよ〜撮影は我慢ですからね〜。
改めて、Canon EF レンズTF-Version3本セットのポイントです。
元々、Canonのレンズは光学ポテンシャルが非常に高く良く出来たレンズです。これに加えて下記4点。
@アイリスがマニュアルの手絞りが出来る。外にアイリスリングを出す事によりスムーズな絞りの動きやF値のイメージが出来る。
Aアイリス、ズーム、フォーカスのギアはシネピッチ0.8である。
Bフォーカス動作はインフ端と至近端にストッパーを内部でつけています。CanonのEFレンズはフォーカスがグルグルエンドレスで回ってしまいますのでフォーカスポイントを付けられない。
Cレンズの前のアダプターサイズはФ95にして、マッドボックス等が付けれるようにしています。 写真の24-70は前リングを外すとФ85、リングを付けるとФ95です。
D3本セットが揃い、フルサイズでズームが出来てF2.8は 世界でこの3本だけです。近いところに ZEISSレンズ(ワイド系は無いけど)が有りますが高価! TF-VersionのEFレンズなら1/4から1/3ぐらいの価格で出来ます。ちなみに、Canonの70-200 F2.8U型は特に素晴らしく 同じスペックのZEISSレンズより良いです。ZEISSの24-70はまだ実際に見ていないので分かりませんが。
昨年暮れに新しく24-70のU型が出ましたが、スペックは同じだし、レンタル屋さんや世間はT型ばかりだし、中古市場に沢山の良質のT型が出て来始めたので 今改造には良い時です。
※と言っても、この改造の注意点。
@オートフォーカス、オートアイリス、防振は効かなくなります。
A24-70のU型(現状型)になって、ワイドとテレの動きが逆になってしまい上記写真の様な前バレルを付ける事が出来ません。
ということで、ムービーの撮影の方以外はさっぱりな話ですが、しっかりメーターで測り絞りを切ってきた方には 是非とも手にとって観ていただきたい。きっと嬉しくなると思いますよ。
、、、今深夜の3時30分。今日は寝不足や!!こんなことしているから突発性難聴や耳鳴りになってしまいました。薬飲んでも治らないですが、何か良い治療をご存知な方は教えてください。
耳鳴り男TF-片岡でした。